学術集会
第18回学術集会 メインテーマ:看護を耕すー個と文化の狭間をみつめてー
会期
対面開催 2026年3月14日(土)
会場
米子コンベンションセンター BiG SHiP
アクセス
〒683-0043 鳥取県米子市末広町294
TEL 0859-35-8111 FAX 0859-39-0700
●JR米子駅北口から徒歩5分
●米子空港から車で約25分
代表者
学術集会長:遠藤 淑美
概要
プログラム(予定)
対談、基調講演、研究発表、市民公開講座などを企画中
演題募集期間
2025年9月5日(金)~10月24日(金)
参加登録期間
2025年9月5日(金)~2026年2月6日(金)
参加費
事前登録 会員 6,000円 非会員 7,000円 学生 1,000円
当日参加 会員 7,000円 非会員 8,000円 学生 1,000円
※プログラムの詳細や演題登録の方法などについては、今後開設予定のホームページで、随時発信していきます。
ご挨拶
2026年度の学術集会は、「看護を耕す―個と文化の狭間をみつめて」をテーマに、山陰の文化が根づく鳥取で開催されることになりました。文化の多様化が進み、個人の価値観や信念が衝突する場面が増えている現代において、看護が果たすべき役割を改めて考える機会としたいと考えています。
文化(culture)は、「耕す(cultivate)」を語源とし、農業(agriculture)が土を耕すように、人や社会を耕すことを意味していたといわれます。そうであれば、文化看護学とは「看護を耕す」ことを表しているともいえるでしょう。また、文化は個人を超えて存在するものですが、個人なしには成り立たず、他者との関係を通して意識されるものでもあります。
そのため、文化的背景の異なる他者と看護者が出会う場面は、「個」と「文化」の狭間にある価値観やケアの在り方について深く考える契機となりえます。
「看護を耕す」というテーマは、異なる文化をもつ他者との出会いを困難と捉えるのではなく、対話を通じて相互理解を深め、新しいケアの形を「耕し」育む機会と捉える姿勢を象徴しています。多様な文化的背景を持つ患者の価値観を尊重しつつ、看護職者としての専門性を保ち、個々のニーズに柔軟に応える看護実践の在り方を、皆さんと共に考え、共有したいと思います。
文化は意識しなければ存在しないともいえます。文化を意識することは、その解像度を上げることにつながります。本学術集会が、文化的感受性と自己理解を深める場となり、新たな視点と知見を分かち合い、看護の地平をさらに広げる一助となれば幸いです。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
学術集会長 遠藤 淑美
学術集会事務局
鳥取看護大学
〒682-8555 鳥取県倉吉市福庭854
E-mail:scns18@tcn.ac.jp