お知らせ

文化看護学会第13回学術集会のご案内

2020/10/23

ご挨拶

 昨今のグローバル化の揺り戻しともいえる排他的な社会の動きは、医療の世界においても例外ではありません。COVID-19の問題はそれに拍車をかけています。
 看護を実践する者にとって、『他者』を理解することは、言うまでもなく、その専門性を規定する最も基本的な能力のひとつです。『他者』を対話や議論、活動を通して、理解し良好な関係を保ちつつ、目的に向かって協働する関係を築いていく能力です。ここでいう『他者』とは、共に働く人々、援助やケアの対象を含みます。
 しかし、多様な思考・価値観・生活・行動様式・背景に対峙した時、理性で理解しようと努力しても、違和感や嫌悪感、対立感情、否定感情などが起こることがあります。他者理解とは異なる文化への受容と適応であると言っても過言ではありません。
 本学術集会では、自分の持つ価値や傾向を認知したり、異なる文化への理解を深めたりする企画を用意しています。改めて自己の文化をみつめ、他者の文化への感受性を高め、他者との協働に必要な力を高める機会になることを願っています。ぜひご参加ください。

第13回 文化看護学会学術集会
学術集会長 井出成美(千葉大学大学院看護学研究院)

テーマ:自分と異なる文化への対峙と感受性~他者を理解すること
会長:井出成美(千葉大学大学院看護学研究院)
会期:令和3年3月13日(土)~27日(土)
実施方法:オンラインにて実施
webページ:https://bunka13.jp/
演題募集期間:2020年11月1日(月)~2021年1月29日(金)
 発表形式は、示説ポスターのみです。
 詳細は学術集会webページをご覧ください。
 日頃の教育・実践・研究についてのご発表をお待ちしています。

どんな看護研究でも文化的考察の側面は存在します。躊躇しないでぜひご応募ください。

<問い合わせ先>
文化看護学会 第13回学術集会事務局(千葉大学大学院看護学研究院内)
〒260-8672 千葉市中央区亥鼻1-8-1
e-mail office@bunka13.jp